うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

文披月の憂鬱。

 

 間もなく今年も半分が終わろうとしています。だから、と謂うわけではないのです。憂鬱である故由は。

 7月1日から道路交通法の改正を受けて、電動キックボードに関する規制がかんわされるんです。決して電動キックボード反対推進派ではないんですが、だんなの様な下手糞自動車運転者にとっては、種種の不安材料があるのです。

 喩えば「16歳以上であれば免許不要(最高速度等の制限あり)」とか「車道も自動車専用車線も何なら時速6キロ以下なら歩道も走行可能」と謂う無敵属性付与とか「後写鏡不要」なぞと「俺は前だけ見て進むぜ」みたいな向日性の生き方提唱とか。

 手軽な大きさで、近距離の移動手段としては重宝されるのでしょうが、問題点も有ります。車輪径が小さいのでジャイロ効果不足により、構造的に不安定であること。段差の影響を受け易く、濡れた路面では滑る。加うるに電動なので、瞬時に最大出力に達すること。不安定要素の揃い踏みですな。そして命脈を絶つ痛恨の一撃は、自動車等の死角に入り易いことです。

 実証実験を行い、95万キロの走行データを蒐集、分析したようですが、腑に落ちないのは何故電動キックボードの規制だけがするすると緩むのか。マイナンバーカードのトラブルもそうですが、大抵お上が急いで何かやろうとすると、結句、やらかしましたってサゲが多い。大丈夫ですかねえ。免許不要とは免罪符を得たこととは違います。いかなる交通手段に於いても、安全最優先が大原則。革めて肝に銘じておくとします。