生活様式
文豪森鴎外の息女であると謂う一点以外、森茉莉氏のことには知識を持ち合わせていません。偶さか近場の書肆を訪った折に其の一角にちくま文庫の展示即売があって、置かれていた一冊を購いました。「贅沢貧乏のお洒落帖」と謂う書名に惹かれるものがあったか…
強い勢力を持つ颱風漆號が接近し、各地に様様な影響が出ているようですね。ふうふも大人しく陋居に篭居しています。 未だ車軸を流すほど降り籠めてはいませんが、雨脚は段段と強くなるのでしょう。眼前の日乗に黙坐専念しようとしますが、雲の如く雑念が浮か…
今日はいいレザーの日だそうです。だんなも革製品を好んで愛用していますが、動物の皮を使うのは残酷だと謂う論調もあります。基本的に革製品は一部の国を除いて食肉加工過程の副産物を利用しています。廃棄せずに革製品に加工すれば、食肉の価格を下げるこ…
日本放送協会、所謂NHKは1950年に放送法に基づいて設立された特殊法人です。法人の目的は「公共の福祉のために、あまねく日本全国で受信できるように豊かで、且つ良い放送番組による国内基幹放送を行うと同時に放送およびその受信の進歩発展に必要な業務…
近間の文具店で購めたオレンジビック三種。 廃盤から手に入らなかった黒。 日本では未発売の緑。 軸が透明のクリスタルオレンジファインには、ゴムのグリップが付いています。この仕様は見つかりませんよ、多分。 と謂うトリプルコンボに欣慕する。良い買い…
ミニマリストと謂う単語を耳目にするようになったのは、何時からでしょう。必要最低限のもので生活する人や様式のことと理会しています。ご賢察の通りふうふは是れに当て嵌まりません。マキシマリストでもありませんけれど。コロナ禍の一時的な影響で、国内…
幾許かの実家の遺品を整理した時のことです。ささやかな遺物にもくさぐさの思い出は潜んでいるもので、捨てるには多分にかなりの思い切りが要るものでした。思いも物も拾い上げればきりがつかないので、凡て破れた履物のように価値が無いものと割り切ります…
結句、投資家心裡を読むことは絶対に出来ない。少なくともだんなには。 進行する円安に対して、24年振りに政府が円買いドル売りの為替介入を行いました。過去10年間のドル円の為替推移を見ても、円の相対的な価値が下がっていることは明らかですが、円安・円…
重力が増したかのような打ちつける暑さも幾許か和らぎ、ふうふとエイトは車で少少遠走り。涼気を感じる露台の席で手打蕎麦、「冷たい自然薯蕎麦」を戴きました。エイトはお水だけ。ごめんね。 角が立った蕎麦はきりりと冷えて、自然薯は粘りが強くふうわりと…
小さいノートパソコンの様にも見えますが、鍵盤を実装した携帯電話です。オペレーティングシステムはAndroid。携帯電話としての機能や使い勝手は十人並みですが、抑、電話としては使っていません。本機の価値は唯一、打感が良く、小さすぎず、タッチタイプも…
アキレスと亀の背理とは「走ることの最も遅いものですら最も速いものによって決して追い着かれないであろう。なぜなら、追うものは、追いつく以前に、逃げるものが走りはじめた点に着かなければならず、したがって、より遅いものは常にいくらかずっと先んじ…
野村胡堂の小説「銭形平次捕物控」。長、短篇あわせて383篇が梓に鏤められたそうです。だんなは小説は未読です。識っているのはテレビ時代劇。平次が悪漢に天誅を下す必殺技、寛永通寶真鍮當四分錢の投げ錢に子供心を鷲摑みにされました。 最近、と謂っても…