うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

グルメ

鷄が先か卵が先か。

吉田健一氏は「莫迦野郎」解散で識られる吉田茂元宰相の子息で、自民党副総裁の麻生太郎氏は甥にあたる政治との係わりの強い家柄にありながら、ご自身は英文学者にして食に精通したグウルマンでありました。亦た大層な吞兵衛だったようで、辻留の店主である…

担担麵に絶望する。

昼食は近間の中華料理店で。ランチと謂うよりは昼吞みなんですけれども。 先ずは、トマトと玉子の中華炒めを宛てに檸檬サワーを戴きます。 ケチャップの甘味と酸味、何よりも化学調味料のパンチが効きまくり。食べ進めるにつれ、味は道連れ余は情け無し。 不…

拾漆手繰り目。

今日も今日とて下げ縄を手繰ります。まあ、縄を手繰る前にお酒と蕎麦前も戴く訳ですけれども。さらりと蕎麦だけ愉しんで帰る方が良いのかも識れませんが、品書きに並ぶ佳肴を見るに、そうも謂っては居られません。先ずは緑茶ハイから攻めてみます。 蒸かして…

拾陸手繰り目。

今日は朝からエイトも連れて、蕎麦を手繰りに行きました。註文したのは十割蕎麦の鴨せいろ。丸抜きを挽いた新蕎麦は淡い緑色で、腰が強く手繰り甲斐があります。温かい蕎麦汁にはじっくり焼いて甘味を引き出した葱と、脂乗りが良い鴨肉がたっぷり入っていま…

拾伍手繰り目。

今日は女神湖の蓼科園地野外音楽ホールでアルファロメオのイベントがあり、おくさんに無理を言って、エイトと三人でアルファロメオ4cスパイダーで現地に向かいました。4時間近く掛かって到着。早速、イベントを見に、行く前に先ずは腹拵え。 会場の近くの蕎…

魔法の麵と悪魔のスープ。

中華麵が食べたいと思い始めて早二日目。一人っ子で我が儘なだんなは食慾と物慾を抑える方法を識らずに、今に至ってしまいました。而して今日は町中華で吞もう、と勝手に決めてふうふで近間の中華料理店を訪います。 先ずは檸檬サワーの宛てに、ブロッコリー…

拾肆手繰り目。

10月8日は蕎麦の日だそうで、涼しくなったことですし散歩がてら新蕎麦なぞ戴きに上がろうと謂う魂胆であります。 先ずはハイボールで乾杯。御通しは胡瓜の味噌漬けです。 御通しとちと被ってしまったけれど、胡瓜と茗荷の浅漬けも。良く漬かっています。 え…

孤独じゃないグルメ。

10月と謂えば秋。そうか、食慾の秋か。と思ったら、腹が減った。 店を探す、迄も無い。いつもの町中華一沢だ。 悩んだ挙句、最初の一品は空心菜の大蒜炒め。 空心菜シャキシャキ、大蒜ガッツリで美味し。 次は雲呑。皮つるつる、具はふんわり。たっぷりのス…

拾参手繰り目。

今年拾参度目の縄手繰り。 もりそば大盛り。麵の腰は程程、蕎麦汁は少し甘め。擦りたての本山葵がたっぷりと添えられていて、鼻を衝き目に染みるくらい効きます。 栃尾の油揚げも註文しました。予想を超える大きさに思わず笑ってしまいます。此方も亦た油揚…

中秋の名月は明日だけれど。

月を見る。心が上を向く。 此のコピーは秀逸だと思います。 明日の天気は晴れらしいです。月を見られると良いですね。 まあ、うちのふうふは風情より食い気でありまして、お互いに人生初の月見マフィンを戴きました。御馳走様でした。心は上向きましたよ。 …

魔法の叉焼麵。

秋の彼岸も明けると謂うのに、まだまだ外は暑いですね。暑いですが、お昼は近間の中華料理店で叉焼麵を戴きます。 シャキシャキに炒められた小松菜と、脂が少なく秋枯れ肌かと思いきや噛むと肉汁がじわりと湧く叉焼。優しい味付の葷湯で泳ぐつるりと喉越しの…

安全と安心。

福島第一原発処理水の海洋放出について、開始時期を今月内とする方向で最終調整に入ったようです。共同通信の調査に依れば、対象者の略9割が風評被害を懸念しているようですし、中国や露西亜も海洋放出に強く反発しています。ある漁業関係者は「科学的な安全…

肉山脯林。

遠出も旅行の予定もなく、ために外食で少しばかり贅沢をと思い立ち、近場の焼肉店を訪いました。 手前から、牛舌、友三角、三筋。味付けはしていないので、肉喰ってる感満載。 馬手に腹身、弓手に心。心はすでに半分網に乗っています。食感や愉し。腹身は脂…

斬馬刀魚。

先日、近間の鮨屋で戴いた太刀魚の塩焼き。身がとても厚く身幅も大きな行儀切り。こんなに食べ応えのある切り身が取れる太刀魚って、丸ではどれくらいの大きさなのでしょう。 索めてみると、体長は150cmから大きなものでは234cmと謂う記録もあるそうです。思…

夏の咖哩は鬼辛で。

最近はと謂えば、自分の語彙が「暑い」以外は簒奪されたかのようです。ならばもう一つ「辛い」を語彙に加えようと思い立ち、篦棒に辛い咖哩を戴くことに。暑いときには辛いものを食べたくなりますよね。 以往記事にした「日本一辛い黄金一味」使用の超絶辛味…

本日丑の日。

土用の丑の日に鰻を食するようになったのは、蘭学者であった平賀源内の着想が起こりと謂われていますが、確証となる資料は残っていないようです。元来は土用の丑の日に「う」のつく食べ物を摂ると暑気にあたらないとされ、うどんや梅干し、牛肉なども食べて…

夏は熱いものが腹の薬とは謂うけれど。

あまり謂うまいとは思うものの、連日酷い暑さですね。夏こそ熱い食べ物を摂ることで、體調が整うと謂われますけれども、酷暑の下でお庖厨で火を使って食事を料るのも辛いでしょう。料るのはおくさんで、だんなは食べるだけなんですけれども。 規格外の暑さで…

𩸽の幸い。

近間の百貨店で購ったホッケのフライ。 でか旨です。 ご馳走さまでした。 ランキング参加中雑談

俟ち切れない。

こうも暑い日が続きますと、土用の丑まで俟てません。 御馳走様でした。 ランキング参加中雑談

外面如菩薩内面如釈迦。

外面も 内面も 心躍り、腹満たされるものでした。 御馳走様でした。 ランキング参加中雑談

年に一度の寶。

源吉兆庵の陸乃宝珠。葡萄の女王「マスカットオブアレキサンドリア」を丸ごと一粒求肥で包み砂糖を塗した贅沢な和菓子です。 仏壇のお下がりを戴きました。 陸乃宝珠の名に偽りなし。 御馳走様でした。 ランキング参加中雑談

町中華。

久方ぶりに訪った近間の中華料理店。 先ずは皮蛋。前菜にして酒肴にも然りぬべし。 空心菜の大蒜炒め。何把分あるのだろう。 烏賊の辛味炒め。トマトケチャップの甘味の後から確りと辛さが追いかけてきます。 焼き餃子は大蒜が入っていない優しい味加減。酢…

初物七十五日。

早い時間から開いている鮨屋は、吞兵衛には使い勝手が良いものです。 初鰹と縞鰺。寿命が75日延びた。 鮟肝ぽん酢。産卵期を過ぎているので淡泊な味。 ばくだん。雲丹、烏賊、鮪剥き身、小海老、胡瓜と沢庵。納豆と絡めて海苔に巻いて戴きます。食感と香りが…

他山の石。

近間の拉麺店。何やら巷間の評判芳しく、期待に胸を躍らせて訪います。 塩ラーメンを註文し、俟つこと少し。中中に眉目秀麗な麵構え。まずはスープを一口戴きますと、旨味が重層的で美味し。而して麵をひと啜り。細面で喉越しが良くこれ亦た絶品、なのでしょ…

蒸しくり暑い日の咖哩。

朝から湿度が高く、不快が身に纏わり付いています。本格的な夏を迎える前に、暑熱順化を進めておこうと、内臓を温めて汗腺も働かせようと香辛料が効いた料理に借力を得ようと、近間の尼波羅料理店で持ち帰りを戴きます。 西蔵から尼波羅に伝わったとされるモ…

輪箱。

職場に辨当を下げ持つなぞ謂う機会は最早ほぼ無いのですが、曲げ輪箱におくさんが料った種種のお菜とご飯を詰めて、遠足に運ぶなぞ憧れますねえ。 秋田杉の曲げ輪箱とか丁寧に使えば正しく一生物でしょうけれど、中中にお高い。いえ、製品に至るまでの手間を…

拾手繰り目。

アルファロメオ4cスパイダーで高尾山口へドライブ。と謂っても縄を手繰りに行っただけなんですけれど。 醤油玉子焼きはどこか懐かしい味わい。掛け回している醤油を塩味が等分になるようにやりくりして戴きます。ふわとろの玉子と素朴な味付けで、付け合わ…

仙果。

宗家源吉兆庵の果実菓子「桃泉果」。母の誕生日に仏壇へのお供え物として、小胆奮い立たせて財布尻を叩いて購いました。二つに割った白桃が丸ごと一つ、ゼリーに包まれています。食せば果汁の泉湧く。まさに水菓子と謂えます。美味がために、ふうふでぺろり…

山椒の妙。

近間の百貨店の催事で「くらま辻井」さんのお辨当を購いました。鰻と牡蠣、浅蜊の佃煮三種とちりめん山椒がご飯の上に並んでいます。ほぼ茶色一色の外面ですが、思いのほか出しゃばらない食味。薄味で炊かれた山椒の実が調子が高く、粒立ちが良い後味です。…

お酢文字。

感染症の流行がために、略四年を置いて訪った鮨屋。行きつけでは無く近間の店ですが矢張り心華やぐものです。 小鰭、赤貝、子持昆布をつまみで戴きます。添え物の生姜の甘酢漬けも美味しい。 鮫軟骨と梅肉は食感と、胡瓜や梅肉の取り合わせが愉しい嘉肴。 間…