うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

ふうふ

50-7 ドミニック・フランスのネクタイ。

環境省がクールビズなる三伏における軽装化を鼓吹推奨したのは2005年のこと。だんなが俸給生活者となって差し当たりの頃は、炎天や油照りに煮えつく日でもシャツの釦を上まで留め、襟締めの結びを絞り、外衣を着込んで汗を揉むのが規矩準縄でした。酷暑での…

六月第三日曜日。

子供の頃、父に連れられて食べた鰻丼。美味しかった。真似して振った山椒の痺れに目を白黒させました。 好きだった鰻弁当。お下がりをおくさんと頂きます。山椒はすこし多めに、ね。 鰻飯(まんめし)や父の手を真似薬味振り

回生。

生命力を簒奪され、幽暗の中で小揺るぎも出来ずにいるアルファロメオ4cスパイダー。不断なら力を蓄え安息を得る厩舎は、何時訪れるともわからない、再び野に放たれる時を孤独に俟つ鉄の函となってしまった。老いて力尽きたのではない。怠惰を貪り食べ衰微し…

御礼。

いつもご覧頂きありがとうございます。2021年12月24日に当ブログを開設し、まもなく半年になります。20,000PVを超え、227人の方が読者登録して下さいました。心より御礼を申し上げます。大した面白みもない記事ばかりですが、これからも「うちのふうふとエイ…

小笠原流礼法。

最初にお断りしますと、だんなは小笠原流に知悉している訳ではありません。「室町時代に足利義満の臣小笠原長秀が創始した、武家故実から出た礼法」とて道聴塗説、典籍から得た知識です。 海軍軍人で清水次郎長とも親交を結んでいた、子爵小笠原長生の話を文…

50-4 耳搔き。

15年以上ずっと使っているのですが、頂きものなのでどういった種姓かは瞭然としません。耳触りが良い、という言葉は「聞こえが良い」という意味では未だ市民権を得ていないようですが、こちらは耳に当たる感触が頗る柔らかく好もしい。外耳道の迷走神経を摩…

漏電。

ひと月ぶりにアルファロメオ4cスパイダーに乗ろうと朝早くから身支度をして、おくさんとエイトも一緒に地下の駐車場に向かいました。立体駐車場のパレットが降りるのを俟ち、ガラスのシャッターが開いたところで、リモコンキーでドアロックを解除しようとし…

50-3 John Hardyのネックレス。

1975年に創業された、アメリカの装飾品メーカーです。ジョン・ハーディー氏はカナダ出身のデザイナーですが、世界一周航海中に訪れたバリ島の伝統工芸に着想を得、バリ王家御用達の宝飾品を請け負う職人たちの技術を相承して、手作業で製品を設える「Joh…

小閑。

5月25日は「主婦休みの日」と知りました。家事は毎日毎時絶えることなく、諸般広汎な事事に立ち掛からなければならない。至重の働きです。良く家事労働を年収に換算すると、なんていう記事がありますが、貨幣価値では秤れない尊貴な仕事だと思います。だんな…

辨当。

便利、好都合なことを意味する中国語の便當が語源だそうです。だんなもおくさんが料った辨当を職場に持っていき、お昼に食べていた時期がありました。蓋に手を掛けると何とはなしに心弾みます。各人各様、色々と思い入れや思い出があるたべものではないでし…

感謝。

お陰様を持ちまして、2021年12月22日に開設致しました当ブログの読者様が200人を超え、はてなスターも2万個以上を数えました。 皆様のお陰です。 一重にも二重にも感謝申し上げます。 ありがとうございました。 くだくだしく覚束ないブログですが、これから…

煩悩。

本記事で108件目の投稿です。だんなは己心顧みてその数からタイトルの連想を得ましたが、煩悩の数や嚆矢にはくさぐさあり忌み数でもないようです。108本の薔薇は求婚の意、野球の硬式球の縫い目は108対、ゴルフボールは直径108ミリと多彩にご活躍の様子。 森…

芥子飯。

内田百閒の随筆集「御馳走帖」にある一文で、十銭を懐に歩いていると「自慢ライスカレー十銭」の立看板に行き当たり、食い気と財布尻を天秤に掛け思い悩んだ挙げ句到頭腹を括って店に入る、というだけの件りが百閒先生の麗筆で実に興味深い掌編となっていま…

誤謬を糾すエイト。

だんなさん、トリミングの日を間違えていましたね。いつにも増して毛が伸びているなと思っていたんです。1週間遅れですものね。犬には時間の概念こそありませんが、体内時計は人間よりも正確なんです。黙っていれば分からないと高を括っていたのでしょうが、…

翹望。

新型肺炎蔓延から2年超を俟ち、一片餉を賄う為に深大寺の蕎麦屋を訪いました。4cスパイダーを駐車場に停め、そば守観音様を奉拝。 品書きを見るともなく。 お定まりの上天もりを大盛りでお願いします。 エイトは水腹で一時。焦点も合わず累々心苦しい。ふう…

佰日。

今日は母の百日忌でした。 緑䕃や墓誌の字白き佰日忌

佰。

2021年12月24日に開設してから本記事で100を数えます。ついぞ変わらず何の役目にも立ちませんくだくだしい記事ばかりに拘らず、191人の方が読者になって下さいました。本当に有り難うございます。これからも大した面白みも愛想もご用意出来ませんが、お運び…

百鬼園忌。

4月20日が歿日と知り、内田百閒の随筆を読み始めました。「御馳走帖」は昭和21年と戦後から間を置かず、御馳走という聯想と縁近くない時代を背景として刊行された随筆集です。裕福な家に一人息子として生まれ、幼少期は祖母の寵愛を受けて不自由なく育った百…

茹玉子。

だんなが料るのは至極希です。「男子厨房に入らず可し」を体現しているのではありません。抑、君子でも武士でもないですから。成果物が不味いものと洗いものに帰結する痛ましい結果を予見しての判断です。 料理か否かという議論は横に置いて頂いて、茹玉子に…

桜餅。

桜は散り、桜餅も見られなくなりますね。関東の長命寺、上方の道明寺。どちらを好むか意見の分かれる和菓子でしょう。もう一点、桜の葉を食べるかどうかにも一家言お持ちの方が多かろうと拝察致します。先日63回椿寿忌を終えた高浜虚子の句「三つ食へば葉三…

一片餉。

いつぞやの夕餉。おくさんと美味しく頂きました。 しらす烏賊舎利白種種のひとかたけ

焚き火。

庭で落葉焚がてらに焼き芋を料る。法律や条例もあり、切り結ぶには却却骨の折れる案件になってしまいました。焚き火を楽しむにも、安全が担保出来る器材を揃えて野営地に出向いてとなれば、荷も腰も重くなるばかり。 祖父の葬儀に列席する為に父の家郷に帰省…

彼岸。

今日はお中日ですね。お花とおはぎを供えました。 香煙の儚きに泣く彼岸かな

サラダ。

生野菜を多く摂ることが厄介になりました。おくさんもだんなも菜鉢に山盛りの、いくらなんだって馬じゃねんだから、ってぇくらい野菜をやっつけていたのにです。加齢が起こりなのでしょうね。 向田邦子さんのエッセイ「食らわんか」に、ああ食べたいなと思う…

まむし。

関東背開き、上方腹開きといえば鰻。上方ではご飯の間に蒲焼が入った鰻飯を、まむしと言うと仄聞したことがあります。上方流は江戸前と異なり地焼きで、間に蒸す工程がないので、聞初んだ時には疑点が残りました。鰻飯(まんめし)や飯蒸し、間蒸しを由来と…

副反応。

抗原の高熱に優し蜆汁 コロナワクチン3回目の地域接種で副反応が出ました。 熱があるので、早めに寝みます。

買い物。

ふうふは晩酌を取ります。炭酸水で割った焼酎なぞをやっつけながら、夕餉に取り掛かる毎日。休肝日はありません。ふうふの肝臓は、パワハラ即ち立場的な優位に依拠する執拗な苛めを被るのです。 装飾職人の符牒で、お酒を飲むことを「板を削る」というそうで…