うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

4cの上にも參年。

 

 アルファ4cスパイダー33(トレンタトレ)ストラダーレトリビュートと謂う滅多矢鱈に長たらしい名目の車に乗って、はや參年を経てました。初回搭乗時には「アクセルを踏まれど踏まれど進むまじ」と臍も旋毛を曲げていた彼奴も、手当をした後は臍は前を向き旋毛は天を向いて、順風満帆に快調至極。だんなの取った不覚がために、何度か蓄電器が全放電したことを除けば、ですが。

 実車を見ずに購うのが初めてなら、屋根が開く(と謂うか取れる)車に乗るのも初めて。結構はと謂うと、兎に角平べったくて短い。ために、人も荷物も載りません。重量は千瓩と軽いがために、燃費に優れタイヤもブレーキパッドも摩耗が少ないのは好もしい。複雑な曲面構成の外装に簡素で素気ない内装と、立体裁断で仕立てた別誂えの洋服の下は褌一枚、みたいな車。如何にもアルファロメオらしい。何時か「オールドアルファ」と謂われる日まで、大切に乗り續けたいと思っています。