うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

予測不可能。

 

 日本への割り当てが17台のアルファロメオジュリアクワドリフォリオ限定車の販売抽選に當選の報を受け取ったのは11月11日でした。とは謂え、アルファロメオ4cスパイダーは契約から納車まで1年以上俟ったので、今回も気長に構えていようと思っていました。

 ところがディーラーの担当者から連絡があり「今月中に納車できそうです」と。本當にアルファロメオと謂うメーカーは良く理会出来ない。抑、商売に向いていない気がします。車種展開の工程表をコロコロ変えたり、やらないと謂っていたことを急にやってみたり。4cも商業的には全く利益が見込めない、売れば売るほど赤字が膨らむような結構を持っていました。ハンドレイでプリプレグ成型のカーボンモノコックシャシーを持つ車を1,000万円以下で売るとか、普通の営利企業であれば絶対に有り得ません。同じシャシーで直ぐに思い浮かぶのは、ラ・フェラーリかポルシェ918スパイダーくらい。マクラーレンランボルギーニの量販モデルもカーボン製のシャシーですが、コストの安いRTMでプリプレグ成型ではありません。

 1750ccで240馬力しかないエンジンには明らかにオーバークォリティで、頭の螺旋が3本くらいぶっ飛んでいるとしか考えられません。製品コンセプトも理会され辛い上に、売ってもうまみがない。結句、10年も経たずに生産を終了し、販売台数は全世界で9千台程度だったようです。

 本當にアルファロメオは予測が出来ないメーカーです。危ういし無頼なところが好きなんですが、そう思うのは少数派のようです。4cスパイダーのカスタマイズでお世話になったイタリア車専門店の社長ですら、メインの車を買い換えてジュリアにするんです、と話したら「ますますヘン○イの道を極めるんですか」と謂っていました。

 他人に如何思われようが関係ありませんが、おくさんのご機嫌があまり麗しくないのは心底心配でなりません。