だんなが小学生の頃、スーパーカーに熱狂する時流がありました。端緒は「サーキットの狼」と謂う漫画でしょうか。主人公風吹裕也の愛車、ロータスヨーロッパは決してスーパーカーではないと思います。スーパースポーツカーですかね。スーパーカーなる定義には諸説あると思いますが、だんなの愛機アルファロメオ4cスパイダーもスポーツカーの範疇は超えられません。
スーパーカーブームの最盛期、父に「スーパーカーショウ」に連れて行ってもらいました。おそらく、疲れている父にだんなが無理を強いたのでしょう。
会場で目にした宝石のように輝かしい車たち。これがスーパーカーなんだと思いました。大人になったら絶対にこう謂う車に乗るんだ、と思っていました。
いやあ、無理でした。フェラーリもランボルギーニもポルシェも全く手が届きません。憬れはいつまでも憬れの侭です。でも、父と行った「スーパーカーショウ」は決して忘れられない。
記憶に残る車がスーパーカーなんですね。