うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

旬外れでも鰻巻きは旨し。

 

 鰻の旬は初冬ですが、何故か暑いときほど身体が欲しがる。これは美食家の北大路魯山人も指摘しています。

鰻はいつ頃がほんとうにうまいかと言うと、およそ暑さとは対照的な一月寒中のようである。だが、妙なもので寒中はよい鰻、うまい鰻であっても、盛夏の頃のように鰻を食いたいという要求が起こらない。うまいとわかっていても人間の生理が要求しない。しかし、盛夏のうだるような暑さの中では冬ほど鰻は美味でないけれども、食いたいとの欲求がふつふつと湧き起こって来る。これは多分、暑さに圧迫された肉体が渇した如く要求するせいであって、夏一般に鰻が寵愛される所以もここにあるのであろう。《春夏秋冬 料理王国より》

 魯山人は亦た、鰻は「毎日食べてはあきるので、三日に一回くらいがよいであろう」とも書いていますが、そう頻繁では栄養は回っても首が回らなくなってしまいます。

 鰻は尻尾の方が栄養価が高く、脂乗りも良いようです。ちいと意外。

 おくさんが山椒煮を鰻巻きに料ってくれました。鰻の脂と山椒の辛みが良い取り合わせ。旨き。御馳走様でした。

 

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