福島第一原発処理水の海洋放出について、開始時期を今月内とする方向で最終調整に入ったようです。共同通信の調査に依れば、対象者の略9割が風評被害を懸念しているようですし、中国や露西亜も海洋放出に強く反発しています。ある漁業関係者は「科学的な安全と社会的な安心は別だ」と謂う意見です。政府は理会を得るための説明を尽くせるのでしょうか。
昨今の廻転寿司店等での迷惑行為もあり、食の安心に対する関心が高まっています。結句、風評被害の規模も拡大する傾向にある。処理水の安全性は科学的に担保されているものの、更に丁寧な説明を求める声には共感を持ちます。喩えば卑近な咄で申し訳ありませんが、ふうふも未だ廻転寿司店に訪う気が向きません。當然に安全対策は徹底されていだろうと心得てはいるのですが、心底肚落ちしていない。腹がないのです。
ために、廻転寿司店並のお品代で回っていない鮨を戴きました。酒肴も揃えられていて、吞兵衛には使い勝手が宜しいのも有難い。
蛍烏賊の沖漬け。
縁側、眞鮹、〆鯖の刺身。
蓬麩のチーズ揚げ。今回の一推しです。
烏賊の醤油七味焼き。程好い辛みが酒を進めます。
大量の蒲鉾入りの茶碗蒸しも戴いて、満腹で御馳走様でした。