日曜日は寝て曜日。サラリーマン時代の父はそんな冗談を良く謂っていました。まあ倣った訳ではないのですが、だんなは今日もだらしなく、だらだらとテレビなぞ見ておりましたところ、家の財物が如何程か鑑定する番組に「ロマネ・コンティ」が出ておりました。ヴィンテージは1989年、お値段4百万円と鑑定されていましたが、ロマネは最近値段が爆騰しているので、もう少し高いかと予想していました。
初めてロマネを戴いたのは、父の還暦祝い。20年以上前でした。既に強かに酔っておりましたので、味は全く記憶にございません。以来、実家で何度か元旦のお屠蘇代わりに開けましたが、馥郁とした薫りが一気に広がるのが印象的でした。父の祥月命日に供えられればいいのですが、だんなの財力ではとても購うこと叶いません。
思い出はいつまでも。