エイトのおやつを購うために、アルファロメオ4cスパイダーで近間のペットショップに行こうと地下の立体駐車場に降ります。
ゲートを下ろすために、一度車から降りて操作盤に向かおうとした時に悲劇の幕が開いたのです。
腰に「ぴきっ」と、いや本當は無音ですけれど、小さいケンシロウに秘孔を突かれたような衝撃が走りました。いやケンシロウに秘孔突かれたことないんですけれども。
絵に描いたような屁っ放り腰で革めて車に乗り込み、給油を済ませ、ペットショップの駐車場に到着しました。
當然、車から降りる訳ですが、車外に下ろした右足に力を入れた刹那、北斗の長兄ラオウに殴られたような痛撃を受けました。いやラオウに殴られたこともないんですけれども。
駐車場から店までの距離が不条理なほど遠く感じます。而して猶、エイトのおやつを購わなければ。俟っていてお呉れよ、エイト。
一念、天に通ず。息絶え絶えで買い物を終え、陋居に戻りました。一生アルファロメオ4cスパイダーから降りられないのでは、と思うほどの這う這うの体でありました。
明後日は愉しみにしているイベントがあると謂うのに、大丈夫でしょうか。アルファロメオ4cスパイダーに乗って行かなければならないのです。恃むぞ、フェイタスよ。