うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

終生飼養。

 

 2022年に犬の新規飼育頭数は42万6千頭となり、過去10年で最高となったそうです。コロナ禍で癒やしを求めて、家族として迎える人が増えたことも一因なのでしょう。慥かに犬が与えてくれる癒やしはとても大きいですからね。

 犬の平均寿命も40年で1.5倍まで延び略15歳となったのだとか。蚊が媒介する感染症フィラリア」の予防薬が貢献したことや、ドッグフード普及による「塩分過多」の解消が要因のようです。基本的に犬は野菜や果物を消化する酵素を持たないので、フードの原料は肉が多い方が適しています。最近はヒューマングレードと謂って人が食べても健康上問題の無い水準で作られているものも多いです。まあ、人が食べて良くないものを愛犬に与えるなぞ有り得ないんですけれども。

 飼い主には愛犬が命を全うするまで適切に飼養する「終生飼養」の責任があります。喩え飼い主が先に鬼籍に入ったとしても、愛犬が安全に安心して暮らせる環境を整備しなければなりません。犬と暮らすには手間と時間(うちではおくさん担当です)、お金も掛かります。言葉が話せませんから、健康状態の管理も當然飼い主の責任です。残念ですが、生体販売(あまり使いたくない言葉ですね)をしていながら、こうした説明責任を果たしていない業者が多いのではないかと懸念しています。大手の業者の中には自ら犬の繁殖を手掛けるところもありますが、家族として多くの癒やしをくれる命が、利得のために大量生産され大量消費される構造は甚だ疑問です。

 エイトは今年10歳になりました。思い出も癒やしも出し惜しみせずに贈り續けてくれます。記事を書いている今も、だんなの膝の上で寝ています。

 「飼養」なぞ野暮なことは謂いません。ずうっと一緒に居ようね。