うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

往時渺茫として凡て夢に似たり。

 

 WBC侍ジャパンの映像、何度繰り返して視ても革めて感に堪えません。実況中継では緊張で息苦しく、重圧で押し潰されながらの観戦でしたから、寧ろ録画の方が安心安全です。

 大谷選手がヌートバー選手に時計を贈ったそうですね。ご自身が佩用していたグランドセイコーだそうです。巷間には「白樺」と謂う機種だとする論調が多いように思いますが、中中のお値段。品の無い噺で申し訳ありません。

 だんなは自分で時計を購めたことがありません。結納返しで戴いたもの、おくさんが贈ってくれたもの、祖父が使っていたもの、父がつかっていたもの。ふうふで「追っかけ」をしていたゴルフ選手の私物を競り落としたものもありますが、だんなが懐を痛めたことはないのです。ですが、機械式時計には興趣滾滾魅かれます。ミニッツリピーター、永久カレンダー、トゥールビヨンの所謂世界三大複雑機構なぞ大いに心傾きますが、目を剝くようなお値段ですから、家が傾いてしまいます。とても手が出ませんね。

 今日は母の月命日。時間を経てていくうちに、諸諸記憶が杳としてきます。時は不随意に刻まれていきますが、記憶は加齢とともに刻み込むのに骨が折れるようになってきました。母の好物を忘れないように、仏壇に供えるとするかな。

 水晶時計が誤差を「月差」や「年差」で表すのに対して、機械式時計は「日差」と精度は大様で、温度や個体によっても異なります。機械式と謂いながら、何だか人間味を感じる。そんなところも魅力かも識れません。

 

f:id:eight8eight_888:20230325105242j:image