うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

大暴言 其之弐。

 

 飲食店での迷惑行為が続いてますねえ。特に廻転寿司が多いように思いますが、残念なことです。あの手の輩をね、どちらかの旦那衆が客単価五万円くらいの鮨屋に連れて行ってくれませんかね。そうすりゃあ、安くて質の高い寿司を気軽に食えるってのがどんだけ有難いか、よく分かるでしょうに。

 あたしは、素人の方の「食レポ」なんてのには余り興味が無いんですが、偶さか行きつけの鮨屋についての批評が目に留まりましてね。曰く「常連らしき客ばかり贔屓して、一見の対応は宜しくない。新規の客こそ大切にすべきではないのか」なんてなことを謂ってんです。

 莫迦なんですかね。あたしでさえ、離乳食を卒業した時分から爺さんに連れられて三代で通って、郊外に小さな一軒家が建つくらいお錢を出してんです。特別扱いして欲しいなんて毛ほども思っちゃいませんが、そもそも店は客を値踏みしているってことを忘れちゃあいけない。おそらく一見だからと雑に扱ったんじゃあない。もう来て戴かなくて結構です、ってことじゃあないんですかね。

 まあ常連ってのも色色で、長いこと通ってるからってだけで威張り散らすような下らないのも居ます。本當に下らない。またね、四,五回くらいしか来てねえのに気取って「いつもの」なんて謂う阿呆もいやがる。大体「いつもの」ってのは客から謂うもんじゃあない。いつしか店主から「いつもので宜しいですか」ってくるもんだよ。で「お願いします」ってえと、全然いつものじゃあねえもんを出してくる。それが旬の、ちいと仕事を施した肴だったりして肚ん中でにやりとしながら食べる。何を話すでも無く、阿吽の呼吸で酒が進むってもんです。

 なんてえのは時代遅れなんでしょうねえ。