うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

頚椎症性神経根症。

 

 頚椎症性神経根症。矢鱈長い病名にしては、症状が推し量れない。「症」が二度使われているのも「頭痛が痛い」みたいで腹立たしい。頚椎の椎間板が変性して首の神経を圧迫し、上肢に痛みや痺れ、振戦や痙攣を起こす病です。だんなは略二年半、この病気と付き合っています。外科療法による治療も選択肢にありますが、手術をしても完全に症状とお別れできるとは限らない。人によっては、全く改善しないこともあるそうです。ために、薬による保存療法に恃んでいます。

 右手指の感覚が鈍ってしまい、新聞を読むときに頁を重ねて捲り読み飛ばしてしまったり、逆に一頁しかないのに延延と繰ろうとしてしまいます。得手だった毛筆も、手が震えますし痙攣で意図しない方向にすっ飛んでしまうので、判読不能な墨の染みを産生するだけになってしまいました。硬筆は二十字も書けば手が攣りそう。利き手を逆の手で押さえて、歯を食い縛らないと書けません。タイプミスも増え、生産効率は急降下。疲れが溜まります。

 加うるに、首から上腕にかけて痛みがあります。神経と謂うのはお莫迦さんで、痛みを痛みで誤魔化そうとします。首が痛むと、肩甲骨により強い痛みを起こし、次は前腕の痛みで肩甲骨の痛みを誤魔化してと謂う様に「痛みのスパイラル」に入ると中中に厄介です。重い物を持ったり、力を入れると痛みが増悪します。痛みは他人には理会出来ません。ために、ストレスが溜まります。

 薬を変えたり、増やしたりしていますが「楽になった」と感じたことはありません。騙し瞞し抱えていくしかないのでしょう。笑いには痛みを和らげる効果があるそうですから、日日を楽しみ、和顔愛語を心掛けたいと思います。