内閣府が今月15日に発表した2023年4~6月期の実質国内総生産速報値は、前期比1.5%増、年率換算で6.0%増でした。テレビのニュース速報でも流れたそうな。
年率の寄与度では外需が7.2ポイント、内需が1.2ポイントと国内消費は恢復していない模様。日本経済新聞に依れば、外需の内、輸出は前期比3.2%と2四半期ぶりのプラスとなったそうですが。そうですか。本當にそうですか。
根が疑り深いだんなは、日本貿易振興機構の「日本の貿易動向」から数字を拾ってみました。以下概略です。
2022年4-6月期対世界輸出額 1,907億ドル
2023年4-6月期対世界輸出額 1,738億ドル(▲8.9%)※対前年同期比伸び率
ドルベースでは減少してますね。では円ベースではどうでしょうか。
2022年4-6月期対世界輸出額 21.98兆円 (為替レート 116.2円)
2023年4-6月期対世界輸出額 23.03兆円 (為替レート 132.2円)
対前年同期比で、円換算相場が16円の円安となっています。ために、円ベースでは増加している。対前年同期比伸び率はプラス4.9%です。ドルベース対比ではプラス13.7%と結構な差違になりますね。
貿易動向と国内総生産の数値の聯関は如何整理したら良いものか。だんなの軽い脳味噌では力不足なので、どなたかご教示戴けないでしょうか。