うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

新聞くらいちゃんと読め。

 

 だんなが社会人になった許りの頃、上司や先輩から「新聞くらいはちゃんと読んでおけよ」とよく謂われました。未だ社会常識に乏しい新人ですから、社内外で曲がりなりにも会話が成立するには最低限必要だと助言して下さったのでしょう。当時は上場企業とて概ねブラックでしたから、何処も似たようなものだったと思いますが、だんなの場合は誰よりも早く出社して上司や先輩の机を拭き、それから自席で新聞を読むのが日課でした。退社も誰よりも遅いので、眠い目を擦りながら活字を追っていました。

 以往、長いこと新聞を読んでいますが、ちゃんと読めて知見を得られているか。ちょっと自信が持てません。

 だんなが購読しているのは日本経済新聞ですが、同紙の読者属性について、日経マーケティングポータルの興味深い調査結果があります。年齢層は、ビジネスの中核を担う世代。40代から60代が76.4%を占めています。役職は課長クラス以上が45%強。世帯年収1,000万以上が35%強。日本人全体の平均世帯年収697万円に対し、日経閲読者の平均は909万円とお高め。同閲読者の世帯金融資産では1,500万円以上が45%強を占め、閲読者平均では2,353万円と、日本人全体の世帯金融資産を略1,000万円上回っています。

 だから何?って話ですよね。抑、日本経済新聞の閲読者数は新聞と電子版を合わせて略240万人で、全就業者数(2023年6月30日公表値)の3.5%に過ぎません。働いている人の殆どは日本経済新聞を読んでいないと謂って良いでしょう。

 だからこそ、先ほど並べた数字が興味深いのです。

 

 日経閲読社の世帯年収1,000万円以上は35%強

 厚生労働省調査による世帯年収1,000万円以上は12%強

 

 結句、閲読者の世帯金融資産は全体平均を上回っています。まあ、日本経済新聞を読んでいれば貯蓄が増える、なぞ謂うつもりはありません。ですが、だんなは新人の頃に上司や先輩に戴いた助言を革めて言いきかせるのです。これからも「新聞くらいちゃんと読め」。

 

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