結婚記念日の外食。焼肉か蕎麦かの二択は、結句蕎麦です。歳の所為もありますが、焼肉になると只でさえ無口で唐変木なだんなが、余計に話をしなくなるんです。肉を焼いては食うばかりの肉無業、では詰まらないので、蕎麦前と酒を愉しめる蕎麦屋に行くことにしました。
お通しのポテトサラダ。バターの塩味が絶妙で、食慾の導火線に着火完了。
烏賊の塩辛と柚子と若布の取り合わせが好もしい。蕎麦豆腐は固く纏まりながら舌触りが滑らかで柔らかい口どけ。蕎麦の香りも高く、ワインに合います。
玉子焼。出汁を巻いて、ふうわりと砂糖の甘さが優しい。
みそ焼です。
おつまみチーズのはさみ揚げはワイン泥棒。
鴨ロース焼きのネギ塩味。本當に微かな鴨の渋味が白髪葱と合います。
〆の「のりかけ」は大盛りで堪能しました。おくさんは「二色二味」。細打ちと田舎蕎麦の相盛りに、蕎麦汁と胡麻だれの二味です。
良い記念日になりました。御馳走様でした。