うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

分析も検証もされていないリスクは取れない。

 

国内でコロナウイルス感染者が確認されてから3年が経過しました。今朝の新聞記事によると、政府は今春にもコロナウイルスの感染法上の分類を現在の2類相当から、季節性インフルエンザ等と同じ5類に変更する検討に入ったようです。同時に発熱等の症状がある人を除いて、屋内でも原則「マスク不要」にする方針だとか。

これに対して巷間でも賛否両論様様な論調があるようですが、だんなは故安倍晋三国葬儀の件りを喚想しました。また国民の分断を企図しているのでしょうか。

個人的には、マスク着用にも利得不利益があるでしょうから、議論検討は必要だと思います。怫然大怒しているのは、なぜ結論しか示さないのか。其処に至るを得た根拠を示して戴きたい。出来ないならば、マスク着用は「原則自己責任」とするべきだと考えます。その上で、感染法上の分類引き下げと同時に、公的負担を凡て廃止するべきです。コロナの経口治療薬は概ね10万円程度、3割負担でも3万円です。加うるに、検査費用、入院治療費も必要です。重症化すれば尚更嵩みます。其れ等の感染による医療費負担も須く自分で賄うのでなければ、「自己責任」ではないからです。

過半数を大きく上回る都道府県で病床使用率が過半を超え、つい過般にも死者数が過去最多を更新し、医療関係者や救急隊員が過重労働を強いられる状況に於いて、何の根拠もなくマスクを外すなぞ、だんなには無理です。其処まで無責任に社会を生きている訳ではありません。抑、では何故今まで屋内でのマスク着用が必要だったのでしょう。要と不要の前後で何が変わるのでしょう。不要となる時期が何故、検討の結果で決まるのでしょう。従来のマスク着用が正しい根拠と判断に基づく対処法だったのであれば、着用不要となる時期は、環境などの外的要因が変化する時機の筈です。其れ等は何なのでしょう。G7広島サミットとか謂うなよ。

やや感情的な論調かも識れませんが、だんなは当面陋居の外でマスクを外す心積もりはありません。半分くらい顔を隠しておけば、周りの方たちが気の毒な思いをしないで済むでしょうから。

 

 

参手繰り目。

 

蕎麦粉10に対して繋ぎ粉2の所謂外二蕎麦は、二八蕎麦よりも少少蕎麦粉の割合が多い。潔くもりで、とも思いましたが、空きっ腹を抱えていたので鴨汁を戴きました。たっぷりのつけ汁には、鴨肉がごろごろ入っています。大ぶりの葱は絶妙な加減でくたっていて、甘みを確り蓄えて調子が高い。濃厚な卵の黄身も付いていて、大盛りで註文した蕎麦の楽しみ方はくさぐさ揃い踏みです。

嗚呼、大満足。御馳走様でした。

 

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青は藍より出でて藍より青し。

 

漸く宿題図書の一冊、藤澤清造の「根津権現裏」を読み終えました。病苦に苛まれ、貧苦に灼かれる日乗と友人の自裁に関する種種、と謂う要約はやや乱暴に過ぎるでしょうか。該作は西村賢太氏が「歿後弟子」を自称するほど傾倒し、氏の注力により2011年に新潮文庫で復刊を果たしていますが、だんなが読んだのは角川文庫版です。西村氏の解説文には「該作で清造が随所に仕掛けているパロディカルなテクニックと、全篇に通底する戯作の精神を見逃してしまうならば、この小説の”人生の悲惨事だけを執拗に記した陰鬱なだけの世界”と云う、一部ですでに凝り固まっている従来の評価は、この先も延々と踏襲されるであろう」と書いておられます。残念ながら、だんなには登場人物の台詞回し以外にはパロディを読み取ることは出来ませんでした。中盤の主人公と友人の堂堂巡りの遣り取りには「ドリフのコントかよ」と突っ込みたくもなりましたが。ただ、この件りがあってこそ、終盤における主人公の心裡描写が際立つのでしょう。初刊から100年以上を経てており、当時の背景を良く理会していない為かも識れませんが、私小説としては、西村氏の著作がずば抜けて面白いと思います。

 

「それ持てる者は与えられてなお余りあり、持たぬ者は其の持てる物をも取らるるなり」と云う言葉のみが真理のようになって私に迫ってくるのだ。

マタイ福音書から引いたのでしょう。格差は自ら増長する傾向にあり、最初の小さい格差は、次の格差を生み出し、次第に大きな格差に変容する性質を指す「マタイ効果」ですね。物質のみならず、須くこの世には「マタイ効果」が働くと謂われています。一方で、マルコ福音書では「神の国に入るには何もかも捨てた方が良い。後ろに居る多くの者が先になる」と説かれています。成長し続けなければならない資本主義は、既に限界を迎えているとすれば、「マルコ効果」による持続的な環境維持の考えを選択するべきなのでしょうか。わたくし小説に、格差社会や環境問題、経世済民について考える一文が潜んでいた点は、収穫でした。

 

 

 

子守熊の行進。

 

さて、毎度のことに皆様の愛想も小想も尽き果てているのではと生きた空もありませんが、亦たも限定品に惹かれるだんなの愚かさは限定されません。ために、コアラのマーチ「しあわせのレア!?チーズケーキ」を購い入れました。

コアラのマーチを食べるのは何年ぶりかなあなぞ考えながら手に取りますとそれは、幸せになると謂われる「まゆげコアラ」ではありませんか。何たる僥倖、と喜びましたが、いやおかしい。だんなが然様な強運を易易と引き寄せるとは如何考えてもおかしい。ロッテのホームページを索めたところ、予想的中。該コアラは期間限定で大量発生中なのでした。予想は当たりましたが、何とはなしに残念です。実際には365種類あるコアラの絵柄が出る確率は一定で、0.27%。何れの絵柄も「レア」なんですね。

森林火災がもたらした生息域の変化により、絶滅が危ぶまれるコアラ。ストレスにも弱く、抱っこされるだけで命が削られると謂われています。いつまでも愛らしい表情が見られるように何が出来るのか。コアラのマーチが考える機会を与えてくれました。

 

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犬馬之心。

 

雨が落ちてくる前に、エイトとお散歩です。

買い物をしているおくさんを俟つ間、エイトは落ち着きがなく不安そう。

もっとだんなを頼りにしていいんだよ。

いや、

是非、

頼りにしてください。

ね。

買い物を終えたおくさんが戻ってくると、一生懸命尻尾を振るエイト。

嗚呼、憾むのは己の無力である。

 

水洟や人俟ち顔のめぐし犬

 

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調髪初めするエイト。

 

松の内が明けたと思ったら、鏡開きも終わり、気がつけば小正月

今年初めてのトリミングですっきりしたエイト。まだお正月気分が抜けないかな。おつかれさま。

莫迦ちゃんりん、蕎麦屋の風鈴。

 

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食らえども其の味わいを識らず。

 

エイトのトリミングが終わるのを俟つ間に、晩酌の供を求めて、DEAN&DELUCAへ。購った根セロリゴルゴンゾーラチキンサラダと、海老とブロッコリーオーロラソースマリネを戴きました。ゴルゴンゾーラのサラダは少し塩味が立ち過ぎ。バゲットと合わせて、まあ可とします。

オーロラソースは甘味が先に来るので、味がぼやけている印象。マヨネーズはどこへ消えた。

高級で高い品は、だんなの駄舌にでは荷が勝ちすぎる。ご馳走様でした

 

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