うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

マイナンバーカードはIT業界第二のサグラダファミリアか。

 

 色色とトラブルが起き続けているマイナンバーカードですが、この侭で種種の情報を紐付け出来るのでしょうか。免許証や保険証、銀行口座など管理する省庁の横連携が上手く進んでいくのかを懸念しています。この辺り、官僚の最も苦手とする(と謂うか能力を発揮できない)分野ではないかと思うんですけれど。

 IT業界のサグラダファミリアと揶揄された、みずほ銀行の新システム「MINORI」。4,500億円もの巨額の投資をしながら障害サイクルヒット連発。抑、旧第一勧業銀行、

富士銀行、旧日本興業銀行の三行合併時にも銀行の最も重要な基幹業務である決済業務で未曾有の大障害を起こしています。その時統合システムの先頭に立ったのは富士通でしたよね。まあ、ごり押ししたのは旧第一勧業銀行の経営陣でしょうが。

 今回のマイナンバーカードにも富士通が関わっています。MINORIの障害はベンダー側だけの問題では無いでしょうし、過去やらかしたから今回もなぞ決めを打つつもりはありませんが、企業体質や企業風土は一朝一夕で革まるものではありません。ために、考えも無く信頼を置くと謂う下りにはならない。失敗は癖になるものです。繰り返さないためには、原因を深掘りし、過程や工程を見直し、確りと反省することです。管理者はミスが発生したら自分の所為だと思わなければなりません。現代の組織論にはそぐわないかも識れませんが、同じ失敗を何度もしたくないのなら、一考の価値はあると考えます。

 サグラダファミリアの正式名称は「聖家族贖罪協会」。マイナンバーカードでは、贖うべきは「贖罪」ではなく「自罪」ですけれどね。