うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

煩悩。

 

本記事で108件目の投稿です。だんなは己心顧みてその数からタイトルの連想を得ましたが、煩悩の数や嚆矢にはくさぐさあり忌み数でもないようです。108本の薔薇は求婚の意、野球の硬式球の縫い目は108対、ゴルフボールは直径108ミリと多彩にご活躍の様子。

森下典子さんの食に纏わる随筆集、「いとしいたべもの」、「こいしいたべもの」を読みました。所収の話はいずれも膝を打ち共感噛み締める美味しそうな麗筆ばかり。「夜更けのどん兵衛」、「夜明けのペヤング」とタイトルだけで煩悩激発です。夜更けと夜明け連食の乱行に及んでしまいたい。悪因悪果因果応報、暴挙の報いで肥立った皮下脂肪を落とすに悪戦苦闘四苦八苦は必定。一説では四苦と八苦で(4×9+8×9)煩悩の数は百八つなのだとか。

馬が疾き猿喚く様に煩悩を止められないことを「意馬心猿」、払っても纏わりつく欲心を「煩悩の犬は追えども去らず」と譬えます。須くうちは煩悩に絡め取られているのでしょう。おくさん午年、だんな申年、エイト犬だし。

馬の耳に念仏、猿に烏帽子、犬に論語の譬えもありや。無駄な抵抗はやめてどん兵衛ペヤングを贖うと致しましょう。

 

白靴や追えども去らぬめぐし犬

 

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