うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

大人になれない子供の流儀。

 

 伊集院静氏の「伊集院静の流儀」を再読。平成23年ですから、10年以上前に版行された著書です。就中、胸を拉ぐ一文がありました。

 

この頃、自分を恥じる。青二才は何も知らず父によく逆らっていたと。同時にたった一言でいいから父を尊敬していたこと、感謝していることを言えなかったのか。

 

 ただ馬齢を重ねるだけで、一向に大人にならず其の流儀も身に付かず、皺の増えた手に握るものもない。せめて、10年以上も前に出遭っていた此の言葉だけでも自分の流儀として弁えていればと思うけれど、出来なかった。悔やみと哀しみを持つことだけが、いま出来る人生の流儀です。

 

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