うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

木枯し。

晩秋から初冬にかけて吹く北寄りのやや強い風。季節はずれのお題ですね。東京地方と近畿地方では期間や風向き等の定義が異なります。共通しているのは風速が秒速8m以上であること。

1837年に出版されたショパンの練習曲集作品25の11番目は「木枯しのエチュード」と呼ばれ、超難曲だそうです。だんなは楽器については没分暁漢ですので、理解が及びません。ショパン自身は曲に副題を付すことはなく、曲想や奏者の指の動きから後に得られた愛称で、winterwindの和訳と推量します。

桜まじ、青嵐、色無き風など、風の名前は2000以上数えられるとか。千の風でも及ばないのですね。坂本九さんの葬礼で「千の風になって」の原詩を朗読するように、葬儀委員長の永六輔さんに慫慂した友人。デーブ・スペクターさんだそうです。伝播の萌芽かもしれません。

冷たい木枯しに震えていても、春一番が風だつ明日がある。見えなくても上を向けば、空を吹きわたる風。きっと空の上で、雲の上で、幸せに。

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