朝から湿度が高く、不快が身に纏わり付いています。本格的な夏を迎える前に、暑熱順化を進めておこうと、内臓を温めて汗腺も働かせようと香辛料が効いた料理に借力を得ようと、近間の尼波羅料理店で持ち帰りを戴きます。
西蔵から尼波羅に伝わったとされるモモ。粗挽きされた羊肉の食感が心地良く美味しいです。
印度由来のチキンティッカは骨無しのタンドーリ・チキン。鶏肉はほろほろです。どちらも香辛料が肉の旨味を引き立てていて食慾が高まります。早くも汗腺が開いているのが分かります。
カレーはマトンサグとマトンマサラを激辛で注文。確り胃の腑は温まりましたが、もっと辛くても良かったかな。
とは謂うものの、食後の額には白汗が。カレーが大衆食になったがために、「江戸患い」と謂われた脚気が激減したとする説もあります。美味しくて健康にも良い。内田百閒先生が秋晴れの日に無性に芥子飯が食べたくなり、投無の十銭を叩いてしまい遠路を歩いて帰ったと謂う気持ちがよく分かります。カレーは無性に食べたくなることがありますよね。御馳走様でした。