1月12日の日本経済新聞に、日本の「生涯無子率」が先進国中で最も高いという記事がありました。巷間でも話題になっているようです。数値が明記されていないので、記事の内容から推察して順列すると、概ね下記のようになるかと。
1 日本 (44.3%)
2 フィンランド (61.5%)
3 オーストリア (62.2%)
4 英国 (47.8%)
5 ドイツ (54.8%)
6 スペイン (47.4%)
7 スウェーデン (58.8%)
8 米国 (31.8%)
括弧内の数値は、2018年の国民負担率です(財政赤字考慮前)。意外ですが、日本はこれら8か国の中では、米国に次いで2番目に低い。国民負担率が6割を超えるフィンランドやオーストリアで生涯無子率が高いのは、なんとなく理会出来ますが、だんなの軽い脳味噌では、ちいとばかし整理がむつかしい。
この記事の内容について、「30年以上無策であった政府のツケ」と謂う論調がありました。国民負担に見合う適正な政策運営と分配が為されておらず、ために生涯無子率が高いと謂うことでしょうか。一理あるかも識れませんが、政治のツケは有権者のツケです。だんなには今後もこの傾向が改善されるとは思えません。日本は、生涯無子率も、国民負担率も、高齢者割合も逓増一択。屠所の羊と諦めています。
なぜなら政治家も有権者も、ツケを払う覚悟はないでしょう?