前回の記事で、今後の世情や経済動向について過去の偉人の考えを借りて読み解きたい、と書きました。債権や株式の価値は下がり、為替相場も大きく変動した直近の様相に鑑みると、家族や家庭の私産は自分で守る必要があるのでしょう。脳味噌も財布尻も軽いだんなには、資産運用なんてえのはとんと馴染みのない話ですが、軽い財布尻ですからこそ私産防衛は要急に考えるべき課題です。でないと、なくなっちゃう。
では、具体的にどうしたら、誰を頼ればよいものか。17世紀の思想家パスカルはこう謂っています。
人間の不幸というものは、みなただ一つのこと、すなわち部屋に静かに休んでいられないことから起こるのだ。
成る程、では何もしなければよいのかとなると身も蓋もありません。これから少しずつ、軽い脳味噌を転がして考えていきたいと思います。
註:「リテラタ」はliteratureを捩った造語です。