うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

蜘蛛の糸。

今週のお題「鬼」 

蜘蛛の糸は、1919年1月15日刊行の「傀儡師」に収録された芥川龍之介による短編小説。血の池地獄で浮き沈みする犍陀多の頭上に垂れる銀色の蜘蛛の糸。生前唯一の善行を参酌した御釈迦様が差し伸べた救いの手ですが、犍陀多が心ない行いをすると途端にぷつりと切れてしまいます

「傀儡師」は短編小説集ですが、傀儡師という作品や、傀儡師が登場する短編小説はありません。書名の由来についてはわかりませんでした。

傀儡師とは人形遣いの漂泊芸人。特に江戸時代に首に函を掛け、その上で人形を操った者を指すようです。次に何が起きるか予想出来ない状況をあらわす「鬼が出るか蛇が出るか」という言葉は、興行の口上に由来するとか。

頃年、ふうふは思い起こすに悲しい経験を重ねています。鬼が出るか蛇が出るか。叶うならば、蛇の紋章を戴くアルファロメオ4cスパイダーにして下さい。どうぞ手前勝手はしませんので、思いがけず転ばぬように銀の糸を垂らしてほしいのです。

世の中は箱に入れたりかいらい師   芥川龍之介

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