うちのふうふとエイトのこと。

黒トイプーのエイトや車。ふうふの日常について。

鏡開き。

鏡餅の形をしたプラスチック製の容器を開き、個包装の切り餅を取り出し雑煮にします。おくさんがですが。昔と違い、カビが生えないように気をつけたり、かたくなった餅を木槌で割ることもないので便利ですね。だんなはやりませんでしたが。

うちの雑煮は、牛肉とほうれん草にねぎを具材に、かおり付けにへぎ柚を添えます。出汁に醤油とみりんの調子が高く、美味しく頂きました。

子供の頃、毎年正月になると父の田舎から大きな伸し餅が届きました。父は餅が好きで、かたい伸し餅を切り分けては「魚は上臈に焼かせろ、餅は下衆に焼かせろ」と言いながら焼き網の上で裏表していました。餅はがつがつした人に焼かせれば、こまめに返して焦がさないという意味のようです。

卒業後ひとり上京し忙しく働いていた父は、年末年始に帰省することは稀でした。大きくて固い伸し餅は、祖父母から父へのお年玉だったのかもしれません。

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