2022-01-01から1年間の記事一覧
仏蘭西製の「BIC オレンジEGボールペン」は、誰もが目にしたことがある或は手にした方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。非常に簡易な結構と無駄のない意匠を持ち、世界で一番売れたボールペン「オレンジビック」。残念ながら2021年に廃番、販…
江戸時代の人形浄瑠璃「伊賀越道中双六」の一節、「余り茶に福がある」が語源とされています。 近間に在る文具店。昭和時代の雰囲気を濃く纏い、風趣の深い佇まいをしています。店内には子供の頃に親しんだ文具が整然と並んでいて、とても懐かしい。使い馴染…
間もなくブログを始めてから一年になります。 くだくだしいばかりの拙ブログを、 読者登録して戴いている方が 300名様を超えました。 本当にありがとうございます。 これからも、大した面白味もない木っ端記事しか書けないと思いますが 引き続きお付き合い戴…
エイトと散歩をしていた時のことです。 行き掛けにお会いした年長のご婦人が声を掛けて下さいました。 「可愛いでしょう、子供と同じよね」。 エイトのことです。 ふうふには子供が居りませんから、「可愛い」については 論を俟たないのですが、「同じ」かど…
昨日のおでんの残りに蛸投入。 美味でした。 根多は使い古しですが、種は新鮮。 お後がよろしいようで。 関東煮灼く上顎を追う冷酒
師走に入った途端に冷え込むなんて、芸がなくていけませんねえ。 寒いときには温かい物が食べたくなります。これも芸無し猿ですが、節電にも有用にてお赦し願い度。 ふうふ間協議の結果、献立は「おでんだね」。 早速おでん種の仕入れに立ち掛かりました。 …
最近、先生と呼ばれる人たちが犯罪者に身を落としたり、 金銭に拘泥して訴追されたり、道徳を裏切ったりしている。 抑、先生とは世俗や経世済民を遠きに置いて、 潔白で、志を高く持ち、居様が良く威容を備え、敬われる人格者と決まっていた。 言葉の濫用が…
今日、実家を売る。 言葉を補うと、第三者と実家を売却する契約を結ぶ。 歳の所為にばかりするのは好むところではないけれど、 蝸牛の歩みとて得るものもあるけれど、 歳を取るにつれて喪うものは増えていく。 またひとつ。 No pain,No gain. 痛みが先に立つ…
やや怪しい雲行きですが、腹を括りみんなでアウトレットにお出掛けです。 エイトは買い物をすることは出来ないけれど、お散歩は楽しめたかな。 未だコロナ禍。出口は定かではありませんが、ストレスは溜めずに捌いていきましょう。 そう謂えば、今日11月29日…
九割蕎麦のもりと、二八のなめこおろし。 なめこおろしは、おくさんにすこし助勢を恃みました。 腰の強さでは二八に軍配が上がる。 にしても、 手繰り過ぎた。 腹がくちい。 紅く色付いたもみじが綺麗でした。
蕎麦を手繰りにいこう。
表紙を見て、何とはなしに敬遠していたのですが。もっと早く読んでいれば良かった。詳細な感想は亦たあたらめて記事に致します。
コロナが終息したら、このトランクに荷物を詰めて旅行に行きたいね、エイト。
諸諸の事情により、当面の間記事の執筆に割く時間が極めて限定的となります。ために、層一層しょぼしょぼでくだくだしい記事が続きますこと、予めお詫び申し上げます。
近間で購った洋菓子は、「御菓子庵 田子の月」と謂う静岡にある和菓子屋さんの手になる「富士山頂」。肌理細かく仄かに潤びたスポンジに包まれた、乳製品の上品な甘さが好ましいカスタードクリームが調和しています。雪化粧を模したホワイトチョコレートと、…
國分功一郎氏の「哲学の先生と人生の話をしよう」を読みました。書名の通り、哲学者の國分氏が34の人生相談に回答しているのですが、超凡なるは相談者の文面や言い回し、単語の選択までも具に眼光紙背に徹し、相談者が何を語り一方で何を「秘匿」しているか…
何やら江湖の話題となっていた「サントリー 翆ジンソーダ」。早速尻に帆立てて購いに行きました。 惹句の通り、清清しく食事の味を邪魔せずに吞みやすい。「佳い酒は水に似る」なぞ謂いますね。 結句、上品に過ぎてだんなの駄舌では怏怏として楽しまず。二杯…
「国民が武器を保有し携行する権利は侵してはならない」。ために亜米利加社会には広く深く銃が浸透しています。憲法に裏打ちされているのですから、個人の既得権益と謂っても間違いではないでしょう。銃の乱射事件は後を絶ちませんが、規制に進む世論が尻に…
はやいもので今年も残すところ1箇月余りとなりましたね。陋居の諸諸を整理したり、大掃除の差配も考えねばなりません。 まずはエイトの大掃除から。おくさんがエイトの遊び仲間を洗い立ててくれました。亦たいっぱい遊ぼうね、エイト。 だんなも愈愈年貢の納…
こう謂う手間では中中筆が進まず、宛名書きに間尺に合わない時間を溶かしてしまいました。書き損じを見越して少し多めに刷った欠礼状は、案の如く面白くない数が余ってしまいました。だんなはどうにも、このあたりの算盤が持てません。 父の欠礼状と一緒に、…
主人公の山田羽仁男は自殺に失敗し、どうで拾い物ならばと三流新聞の求職欄に広告を出します。 「命売ります。お好きな目的にお使い下さい。当方、二十七歳男子。秘密は一切守り、決して迷惑はおかけしません」 識らずに読んだら、著者が三島由紀夫だとは分…
仏蘭西の美しい高台で、としどしに作られる格別な若やかさの葡萄酒。 マセラシオンカルボニック、炭酸ガス浸潤醸造法による新鮮で華やかな風味。嫋やかな香りと、美しいコランダムの紅い宝石に似て澄んだ色を纏い、毎年11月の第三木曜日に蝉蛻する特別な酒よ…
不安と緊張が世界を満たしつつある中で、平易で美しい文体で少しの謎を裡に秘めた短篇小説62篇は、泡のような休息の縁、過ぎ去った日乗への作者の思いに気持ちが爽やかになります。どこからでも、一篇からでも読めるのも良いですね。 今日はアルファロメオ4…
撮影会にて。137枚のうち119枚目の冩眞です。 親莫迦ちゃんりん、蕎麦屋の風鈴。
今朝の空模様です。とりどりくさぐさの色の雲がきれいですね。荘厳で神秘的な雰囲気もあります。
「良いものだから取っておきなさい」と謂われて父から貰った萬年筆で、母の年賀欠礼状を書く。インクは寺西化学工業のメランコリックブルー。暁闇の色だ。道具は申し分ないけれど、病がために震える手では、随分と落ちた筆になってしまった。羞じ入り、申し…
今日はトリミングして、さっぱりしたエイト。気持ち良かったね。可愛く整いました。 親莫迦ちゃんりん、蕎麦屋の風鈴。
アルチュール・ランボオの詩を何十年か振りに読みました。迂闊にも忘れていましたが、ランボオには壊されそして何を壊されているのか分からない怖さがあります。読み手も「地獄の季節」にぽつりと置き去りにされてしまう。150年前に紡がれた文章は、より強い…
「今日、カシラは何があるかな」。 外祖父の代から馴染みにしている鮨屋のカウンターに腰掛けビールを註文すると、父は口癖のようにご店主に訊ねたものでした。カシラと謂うのは、身を取った後の魚の頭のこと。鯛が残っていれば「しめた」ものです。煮付けか…
ミニマリストと謂う単語を耳目にするようになったのは、何時からでしょう。必要最低限のもので生活する人や様式のことと理会しています。ご賢察の通りふうふは是れに当て嵌まりません。マキシマリストでもありませんけれど。コロナ禍の一時的な影響で、国内…